母乳と同時育休の関係!?
一人目の子は完全母乳で育てたのですが、今回の赤ちゃんは完全人工乳で育てています。出産後は出ていたのですが、産後1か月以降はほとんど出なくなってしまいました。
体内のホルモンなど色々医学的根拠はあると思うので、科学的な説明は医師ではない私にはできませんが、自分の体の事なので<主観的>に母乳が出なくなった理由を書いてみたいと思います。
1.母乳”教”でないこと
私が出産した産院では母乳”教”というほど、母乳を出すことに助産師一丸となって産婦に声掛けします。
「母乳いつあげました?」「母乳のあげ方を見たいので、次あげるとき(午前3時に)授乳室まできてください。」「今度はたてに赤ちゃんを抱いてフットボール抱きであげてみてください。」
まだ出産の疲れが癒えない中での助産師さんのこのような声掛けに打ちのめされそうでした。。自分もその輪にいながらも、ふと周りを見て、授乳室で疲れて眠いのをこらえながら必死の形相でおっぱいをあげているお母さんがたを哀れに思ってしまったのです。
一人目を産んだ別の産院では、「おっぱい飲む量が少ないのでミルクあげときましょうねー」とミルクをあげてくれました。赤ちゃんの体重をキープできていることに安心し、私もリラックスできて自分の髪をきれいにとかし、生まれてきた我が子にかさかさな唇を見られたくないとリップクリームを塗る余裕もあったほどでした。そのようなゆったりした気持ちがよかったのか母乳の量は授乳の回を重ねる毎に増えていったのでした。
「そんなに母乳がえらいのか??」
今回の出産では、入院中と退院後にふと疑問を持ってしまいました。
退院後、ネットで読んだいくつかの学術論文では、初乳(生後10日まで出る濃いお乳)には様々な栄養素が含まれるがその後は人工乳との栄養の違いはほぼないことが書かれていました。母乳”教”に対する疑問は更に深まっていきます。
出産後間もないお母さん方が神経すり減らしてまで絞りださなければいけない母乳は、そんなに神の恵み的存在なのかー
そういった母乳に対する懐疑心に自分の体が反応し、出るはずの母乳をが自然と減っていったような気がします。
2.同時育休で安心してしまったこと
出産の次の日から夫の半年間の育休が始まり、退院直後は私が体を休めている間は夫がおむつ替えから、お風呂、ミルクと赤ちゃんの世話をしてくれました。一人目がだいぶ前とはいえ、2人目だから慣れたものです。夫だけでなく、息子も嬉しそうに赤ちゃんにミルクをあげています。その光景を見ているとみんなで育児して育児の楽しさを共有すればいいし、私ががんばっておっぱい出さなくてもいいかも。。。と思えてしまいました。
粉ミルクはおっぱいとは味が違うと思いますが、赤ちゃんは何の抵抗もなくミルクを哺乳瓶から飲みます。夫の世話もあり「がんばっておっぱい出さなくてもいいかも」といった考えを持つようになってからか、パンパンに張ったおっぱいも生後1か月前から急速にしぼんでいきました。
「みんなで育児を楽しんで」のような認識がおっぱいの出に影響するか、おそらくどの学者も研究してないだろうし、科学的な裏付けを持つのは難しいと思うので個人的見解にとどめておきます。
これらの考えにより人によっては育児放棄した母親と思うかもしれません。私がお世話になった産院がそれを知ったら怒り狂うかもしれません。。誤解のないように補足しますと、おっぱい出なくても我が子はとっても可愛いと思えるし、この育児期間がずっとつづけばいいなーと思うほど楽しくて仕方ありません。ただ、もし初乳後の母乳がミルクと大きな栄養的な差がないのであれば、赤ちゃんにミルクをあげる喜びを家族みんなで分かち合えれば楽しいなと思うのでした。
同時育休日記 <97日目> からだの冷え
下半身がここ数日間冷えています。腿や腰のあたりを触るといつもになくひんやり。
思い当たるのは先週土曜日の長男の学校でのイベント参加。寒空に約2時間、あまり動かず長男やそのクラスメイトを見ているだけだったので体が冷え切ってしまったのでしょう。家に帰っても冷えがおさまらず、それから2日たった今膀胱炎の症状も出てきました。
やはり冬を越しながらの産後の体の回復は遅いし一進一退を繰り返しますね。こればかりは同時育休している夫に負担してもらえない。。
長男の時は夏を超しながらの体の回復だったので楽でした。それに約10年前だし体の回復力も今とは全然ちがうのでしょう。。
膀胱炎になった時は、私は迷わず婦人科に行って抗生物質をもらいます。すぐ症状は治まるのでおすすめです。その他、パンツを2枚はいて、2枚目の内側で恥骨にあたる部分にミニカイロを張るのです。(実践される際はやけどしない程度にご自身で調節してください。)すーっと体が楽になります。
というわけで、ここ数日は2枚パンツで過ごしまーす。
コラム 『無形資産』を築くもの、ぶち壊すもの
『ライフシフト 100年時代の人生戦略』は、これまで私が読んだ本の中でも最も印象深い本の1冊です。
本書の中では、今後長寿社会で生きる上ではお金や家など目に見える資産(有形資産)だけに目を向けず、人生のあらゆる側面で大きな役割を果たすスキルや知識(生産性資産)、健康と幸福(活力資産)、人生における変化を遂げるために必要な資産(変身資産)で構成する無形資産にも取り組んで100年ライフに備えるべきと言っています。この無形資産を形成するものとして、時間が重要になってきます。ただし、単純に時間が多くあれば家族や愛する人と過ごして無形資産を増やせるかというとそうでもありません。時間よりも重要なもの、無形資産を築くこともできるし反対にぶち壊すこともできるもの―「考え方」が一番重要で決定的な構成要素だと思います。
なぜ時間は無形資産において限定的なのか
有形資産ではお金を出せばマンションが買えますが、スキルや知識を蓄えるべく学校に通ったり、健康を保つためにジムに通ったりと無形資産を増やす上では時間が必要です。 お金を払っても必要な時間をかけなければ期待する結果を得るのは難しいでしょう。
一方で、時間をたっぷりかけたところで無形資産は増えないこともあります。
昔、ネットワーキングの為に就活イベントに行き、二言三言話した後企業の方々の名刺を頂き、その後お礼メールは送りますがそこから発展したことはありません。
それどころか、逆に無形資産を壊してしまうこともあります。去年世間を騒がせた国会議員の「ゲス不倫」では、育休を推進・取得した国会議員がそのあまりある時間で過ちを犯してしまい、自分だけの幸福どころか、家族全体の幸福を壊し、自らの国会議員としてのキャリアも壊してしまいました。この一件により、短期的ではありますが一般の男性育休にもネガティブなイメージがついてしまいました。
有形資産では、よっぽどひどい投資を買わない限り、ゼロになることはあってもマイナスになるところまでは行かないものの、無形資産では時間を投じたところ増えないどころか壊れることもあるのです。
「考え方」の重要性
それでは、無形資産において時間よりも重要なファクターはなんでしょう。私は物事の「考え方」だと思います。「考え方」により、無形資産は数倍も数十倍も増えることもあれば、たちまち0になるどころか周囲の人間の無形資産まで奪ってしまうこともあるでしょう。
例えば、どうせ勉強したところで不況で仕事なんかありやしないからやるだけ無駄と思ってその日その時を楽しむべく遊んでしまう。家族や友人含め周囲の人間を敵や競争相手と見なすため、相手をけなしたり自分のことを自慢して自分自身を孤独に追い込んでします。そのような「考え方」により、持っている時間やエネルギーを特定の方向に向けて費やしてしまい自分だけではなく周囲の人間も不幸になってしまうことがあります。
自分をロボットに例えるならば、「考え方」はプログラミング化されたコードであり、無形資産はロボットがコードに基づいて動いた結果(アウトプット)ということになります。「考え方」がプログラミング化されたコードなのであれば、そのコードを書き換えることが可能です。
無形資産を最大化するために
自分の無形資産を棚卸ししてみた結果、資産を最適化したいと思う場合、その重要なファクターである考え方を見つめ直す(上記で言うようにコードを書き換える)必要があります。考え方には下記のように様々な要素があり、それらの要素ひとつひとつには無限の捉え方があります。
・自分が住んでいる国・地域の状況についてどのように捉えているか
(悲観的にとらえているのであれば、なぜ悲観的なのか?その根拠は?)
・仕事をどのように捉えているか
(年収、地位に主眼おいている?それともやりがいにおいている?)
・家族・友人・地域のコミュニティをどのように捉えているか
(家族・友人や同僚を競争相手とみなしている?憎むべき存在?助け合う存在?)
見つめ直す上では、関連する本を読んだりや人と話し合ったりすることで、より最適な考え方やヒントを得ることができます。
私もこの育休中に上記3点について見つめなおして自分の無形資産を棚卸ししていきたいと思います。
同時育休期間の家計シュミレーション
夫婦が同時育休を取得する上で考慮しなければいけない点は、ズバリ育休期間中の『家計』です。
育休中に夫婦ともに給付金がもらえるとはいえ、給付金は、給付元の厚生労働所職業安定局(ハローワーク)によると、下記の通り通常給料(具体的には下記)の67%になります。
育児休業給付金の支給額は、支給対象期間(1か月)当たり、原則として休業開始時賃金日額×支給日数の67%(育児休業の開始から6か月経過後は50%)相当額となっています。
また、これには大きな注釈があり、上限と下限があります。上限は、以下の通り月額284,415円です。
「賃金月額」が424,500円を超える場合は、「賃金月額」は、424,500円となります。(これに伴い1支給対象期間(1か月)あたりの育児休業給付金の支給額(原則、休業開始時賃金日額×支給日数の67%(50%))の上限額は284,415円(212,250円))
下限は、68,700円だそうです。
また、この「賃金月額」が68,700円を下回る場合は68,700円となります。
我が家は職住近接を優先すべく家が会社に近い都心にあり、生活コスト全般が高く、上記の上限金額だけではかなりのマイナスになります。そこで、家計への影響を具体的に知りたいと思い、以下のような家計シュミレーションをしました。シュミレーションの期間としては、妊娠中期から休業した時から、子供が1歳になるまでの育休期間までの16カ月の期間をシュミレーションしました。(夫の育休期間は6カ月です。)
収入分は主に有給休暇分の給与、産前産後期間の出産手当金、育児休業給付金、分娩費用にあたる出産一時金です。
生活コストは以下の図の左の項目に当たる費用を算出しています。主に私の収入からは自分の小遣い以外には食料・日用品の買い物、こどもの習い事、ヘルパーさん(今は雇っていませんが)、夫の収入からは家賃や水道光熱費といった固定費を支払っています。
そして、二人の収入と支出、その差し引きを月ごとに計算し、16カ月の全期間に渡ってシュミレーションしました。その結果、私の方は約230万の赤字、夫は約100万の赤字、トータルで330万の赤字になりました。 3カ月前のシュミレーションですが、今もほぼシュミレーション通りです。はい、これが現実です。
ここから分かることは、「私たちの場合」の同時育休では、以下の通りです。
1.旅行や買い物、映画などある程度余暇を楽しむなど、生活レベルをあまり落とさず生活を続けると、産休・育休の給付金だけでは育休期間の生活費をまかなうことは不可能。330万円±25%のすぐ引き出し可能な貯金が必要。
当然いきなり旅行もナシ、買い物もやすいとこばかり、映画もナシとしていると精神的に追いつめられると思い、余暇については今まで通りを想定して支出をシュミレーションしました。
また、突然の出費でも対応できるようにするため、これまで分散投資をしていたのですが、その一部分を引き出し可能な貯金を普通口座に移動しました。
2.支出のうち、なるべく聖域をもうけず見直すことのできる項目はとことん見直すべき。
3年間我が家に来て平日炊事洗濯をしてくださったヘルパーさんは夫が育休開始を機に辞めていただくことになりました。大変いい人でこどもにもよくしてくださったのですが、、苦渋の決断でした。
また、携帯代が一人一万円/月は高いと思い、そのときTV東京のワールドビジネスサテライトで特集していた格安スマホを参考に、IIJの格安スマホに乗り換えました。解約手数料などかかりましたが、今では一人2000円/月です。
3.給付金はきっちりとタイムリーに申請すべき。
シュミレーションでは貰うことのできる申請をすべて特定し、会社や自治体、税務署に申請しています。赤ちゃんがいながらの申請用紙の記入なので時間はかかります。申請が少しでも遅れると支給の時期が遅れてしまう(=家計の赤字が続く)ので、余裕をもって申請しています。
上記の金額や家計見直しの項目などは「私たちの場合」として紹介しました。もし皆さんが同時育休を始める際には、ご自身で家計のシュミレーションをしてみてくださいね。
同時育休日記 <73日目> 「今日のコメンテーターは○○○○さんです!」
夫と朝から晩まで毎日一緒にいると会話も多岐に渡ります。自分らの子供たち、自らのキャリア、親戚だけでなく、時事ネタもよく話します。
時事ネタでは、男性の育休取得、小池百合子、トランプ、映画『君の名は』、逃げ恥の星野源などなど。そこで面白いのが、お互い話し出すと止まらないこと。会社から離れて頭を使う矛先がないのか、どんな些細なトピックでも頭を回転させ持論を展開していきます。
映画『君の名は』がアメリカの200の映画館で上映されることになったというニュースでは―。
私「ねえねえ、『君の名は』がアメリカの200の映画館で上映されることになったんだって。RADWIMPSも『前々前世』を英語で歌うらしいよ。」
夫「え!それはどうかなー。うまくいかないんじゃないかな。だって、神社だったり日本の文化がかなりあるから、アメリカの人々がそういった文化を理解できるかだよね。アジアの文化は近いものがあるから、理解しやすいとは思うけど。第一、セリフの内容をどうやって翻訳していくんだよ?・・・」
このあとも夫の主張が続きました。ある程度話し出すと、もう止まりません。
もう主張も一方向だしいい加減やめさせたいなーと思った時、とっておきのフレーズが、
「はい、今日のコメンテーターは○○○○さんです!」
『ミヤネ屋』で司会の宮根誠司がコメンテーターを紹介するときのフレーズです。(『ミヤネ屋』でなくても色々なワイドショーで司会が言っていると思いますが。)ワイドショーでコメンテーターが自分の視点で様々なトピックで持論を展開していく姿と重ね合わせて。
このフレーズをにやっとして言うと、相手は主張を続けて酔っていた自分に「はっ」と気づき、コメントを中断します。
こんな感じで、我が家でワイドショーの番組が出来上がっていくのです。
今後は、宮根さんに習い、コメンテーターのコメントを相槌もせず無視して次のトピックに移る高度なテクニックもできたらと思います!
同時育休日記 <63日目> はじめて笑った!!
つい1時間前のこと。
「ねえねえっ!」
同時に育休を取得する夫がYahooで何か重大ニュースを見た時のように、話しかけてきました。
「赤ちゃん、はじめて笑ったよ!!」
そう言って、手で赤ちゃんのほっぺたをこしょこしょとくすぐったら、目を細めてキャッキャっとするではないですか!!
これまでも口の周りをタオルで拭くと嬉しそうにしていたのですが、今ほど目を細めて声出しての笑顔は初めて。
その後も何度かやると目を細めて微笑んで、「うーっうーっ」と声を出して何か言いたげです。もう感動!!!
ただ、やり続けると真顔になって「もう しつこいんだよ」という顔になってきました。。
夫と二人でタイムリーに感動をシェアできてよかった!!
同時育休日記 <62日目> 男親の外出
今日は赤ちゃんを病院に連れていく日。
赤ちゃんのおへその肉芽が巨大化してしまい、先週病院に行って硝酸で焼いてもらいました。今日はそのフォローアップ。
先生にとってここ数年で初めての大きな肉芽とのこと。毎日消毒していたものの、不十分だったのか、あと毎日見ていて見慣れてしまったこともありここまで巨大化してしまいました。赤ちゃん、ホントごめんなさい><。
今回病院へは夫に行ってもらうことに。乳児を連れての夫だけの外出は今回が初めてなのです。
前回の通院では、せっかくの外出なのと病院があるエリアが私のお気に入りの町なので、病院の後に行きたかったレストランでランチをとることにしました。今回夫にも、「病院終わった後近くでランチに行けば?」と促したのですが、「それはちょっと・・」とのこと。
夫によると、「乳児を抱っこした男性が一人でランチしているのは、かなり人目を引くのでは」だそうです。
「人が寄ってきて、大丈夫ですか?とか声かけられそうだよ。」
「確かに・・。」
私含め女性で乳幼児連れて一人でランチしているのは見かけるけど、男性が同じことをしているのは見たことないかも、しかも平日に。。幼児(それも3歳以上かな。。)と一緒に遊んだりご飯食べたりするお父さんはみかけるけど、それより下はなかな見かけないのは、
1.上記のように人目を引くのがいやだから
2.そもそもそれほど育児に関わっていないから
3.外食そのものをしないから
のどれかでしょうか。
そのような分析は置いといて、病院に赤ちゃんを連れて行ってくれる夫にはすごく感謝です。
おへその状態もすっかりよくなり、一安心でした。